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当記事では、オンラインカジノ運営の仕組みについてくわしく解説しています。



オンラインカジノとは、その名のとおりインターネット上で遊べるカジノを指します。しかし、法律的にグレーゾーンということもあり、あらかじめ運営の仕組みや危険性を知っておきたいですよね。
記事内では、オンラインカジノにおけるお金の流れや関連する機関にしぼって紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
オンラインカジノとは

オンラインカジノは、インターネット上でさまざまなカジノゲームを楽しめるサービスです。実際のカジノのように、現金(チップ)をベットして配当を得られます。
日本でのオンラインカジノ運営は違法ですが、プレイヤーに対する明確な法律はありません。誤送金事件をきっかけに違法であることを強調しているものの、海外で運営されているため確固たる証拠をつかめないのが現状です。
参考:オンラインカジノの実態や日本の法律、違法性について徹底解説
実際に、オンラインカジノの日本人ユーザー数は世界TOP10に入っていますが、詐欺やマルチ商法以外での逮捕者は出ていません。
現地カジノと異なり入場料やドリンク代がかからない上に、24時間365日カジノで遊べる点が人気の理由です。スマートフォンからもアクセスできるのでプレイする場所も選びません。
オンラインカジノ運営の仕組み

オンラインカジノの運営には、主に以下5つの機関が関わっています。
- オンラインカジノ会社
- 政府公認のライセンス発行機関
- ソフトウェア会社
- 監査機関
- 決済会社
5つの機関が独立して運営されていることにより、さまざまな視点から安全性を補いあっているのが特徴です。オンラインカジノの運営には、監査機関を除く4つの機関が必須条件となります。
以下にそれぞれの役割を解説するので参考にしてください。
オンラインカジノ会社
オンラインカジノ会社は、その名のとおりオンラインカジノを運営する会社です。主に以下の役割を担っています。
- プロモーションの企画
- ソフトウェア会社や決済会社との契約・やり取り
- カスタマーサポート
※そのほか全体の運営に関わること多数
プレイヤーの損失額がオンラインカジノ会社の売上になりますが、すべての利益を独占できるわけではありません。連携しているソフトウェア会社や決済会社に支払う金額もあるため、全体の売上から数十%が差し引かれます。
そのほか、プロモーションの企画やカスタマーサポートなど、オンラインカジノ運営の舵を取り方針を決めるのが仕事です。
政府公認のライセンス発行機関
オンラインカジノが合法の国であっても、各自の判断だけで運営してはいけません。大きなお金が動くギャンブル市場に属するため、政府公認機関からの運営ライセンスを取得する必要があります。
ライセンスの審査項目や取得難易度は発行している国によってさまざまです。取得後の維持にも条件があります。そのため、より取得難易度が高いライセンスを保有しているほど信頼できるカジノサイトといえるでしょう。
また、後述するソフトウェア会社もライセンス取得が必須です。くわしくは別の記事で解説しているのであわせてご覧ください。
参考:信頼できるオンラインカジノライセンス7選!取得難易度と仕組みを解説
ソフトウェア会社(ゲームプロバイダ)
ソフトウェア会社は、オンラインカジノで遊べるゲームを開発しています。ゲームプロバイダと呼ばれることもあるため、聞き覚えがある方もいるかもしれません。
開発するゲームは、テーブルゲームやスロットやスポーツベットなど会社によってさまざまです。そのため、オンラインカジノは複数のソフトウェア会社と提携してゲームの種類を増やしています。
ソフトウェア会社の役割は、ユーザーに満足してもらえる公正なゲームを開発することであり、オンラインカジノの運営には一切関与しません。
代わりに、オンラインカジノとソフトウェア会社の双方が独自の審査基準で採用する相手を判断しています。
監査機関(第三者機関)
監査機関とは、オンラインカジノやソフトウェア会社の運営状況や安全性を客観的に審査する機関です。第三者機関とも呼ばれています。
ライセンスと同様に、機関によって審査の基準や難易度は異なるものの、厳しくチェックされることには変わりありません。料金を支払って審査依頼したにもかかわらず認定されない場合もあります。
ただし、監査機関からの認定はオンラインカジノ運営において必須ではありません。
つまり、監査機関からの認定を受けている会社は、自発的に審査を依頼した上で厳しいチェックにも合格したということになります。
- 自ら信頼性を高めにいく姿勢
- 公正な運営
上記2点を評価されるため、監査機関からの認定はオンラインカジノ運営において重要な意味を持ちます。
参考:オンラインカジノで信頼できる第三者機関を4つ紹介!役割や監査項目を解説
決済会社
オンラインカジノの入出金や払い出しは決済会社が仲介しています。1日につき数億円の入出金処理が発生するため、会計処理を専門とする会社に管理してもらうのが一般的です。
オンラインカジノの勝敗で増減するのは、インターネット上の数字でしかありません。決済会社に対して数字と同等の金額を支払うことで、現金がユーザーへ届くようになります。
しかし、近年は銀行やクレジットカード会社がオンラインカジノとの取引を拒否、もしくは制限し始めました。
そのため、プレイヤーと決済会社を仲介するオンライン代替決済サービス(e-wallet)を採用するカジノサイトが増えています。
- ecoPayz
- iWallet
- VegaWallet
オンラインカジノで有名なe-walletは上記の3つです。いずれも、ユーザーの入出金を確実に反映させる役割を担っています。
オンラインカジノの収益と儲かる仕組み
すでに紹介しましたが、オンラインカジノの収益はプレイヤーの損失から利益を引いた金額です。そのため、プレイヤーが負けるほど収益は大きくなります。
しかし、オンラインカジノの還元率は93〜98%と、プレイヤーの稼ぎやすさがずば抜けています。
ギャンブル名 | 還元率 |
オンラインカジノ | 93%~98% |
パチンコ/パチスロ | 80%~85% |
競馬/競艇/競輪/オートレース | 70%~80% |
宝くじ | 46% |
運営側が有利なのは当然ですが、ほかのギャンブルと比較すれば収益性は一目瞭然です。還元率だけで見ると決して稼ぎやすいビジネスとはいえません。
しかし、オンラインで運営しているため、従業員数や建物などの維持費を大きく削減できます。土地代の初期コストも不要です。
また、24時間体制で世界のどこからでもアクセスできます。対象となるユーザーを拡大できるため、トータルの収益が増える仕組みです。
安全なオンラインカジノを見分けるチェック項目
オンラインカジノは、各国の政府から許可を得て運営しています。しかし、規模や安全性に差があるのも事実です。
ここでは、安全なオンラインカジノを判断する上でチェックすべき項目を紹介します。
ライセンスの種類
すでに解説したとおり、ライセンスはオンラインカジノ運営において必須です。しかし、発行している国や機関によって取得や維持の難易度が大きく異なります。
オンラインギャンブル業界で信頼性が高いライセンスは以下のとおりです。
- マルタ共和国
- キュラソー島
- ジブラルタル
上記3点は厳しい審査で有名です。定期的な審査もあり、条件を満たさなければライセンス剥奪となるため、維持するのも簡単ではありません。
くわしくは別の記事で解説しているので参考にしてください。
第三者機関の認定
第三者機関の認定は、オンラインカジノの安全性を判断する上で最も分かりやすい項目です。
前述したとおり、監査を受けるかは会社の判断にゆだねられます。監査に合格できない場合もあるため、多くのオンラインカジノが認定を受けていません。
つまり、第三者機関から認定されているオンラインカジノは特に安全性が高いということです。
信頼できる第三者機関は別の記事で紹介しているので、あわせてご覧ください。
導入しているソフトウェア会社
オンラインカジノには、大規模から小規模まで、数え切れないほどのソフトウェア会社が存在します。有名なソフトウェア会社は以下のとおりです。
- JAPAN Technicals Games
- Evolution Gaming
- Microgaming
知名度やブランド力があるソフトウェア会社と契約するには、オンラインカジノの信用が大切です。毎月の利用料も高額なので、収益が好調でなければ複数導入できません。
慣れれば、ソフトウェア会社のラインナップだけで安全性や業界での立ち位置を予測できるようになりますよ。



まとめ
当記事では、オンラインカジノ運営の仕組みとともに、違法性や安全性を判断するポイントについて解説しました。
オンラインカジノは、以下5つの機関で互いに監視しながら運営しています。
- オンラインカジノ会社
- 政府公認のライセンス発行機関
- ソフトウェア会社
- 監査機関
- 決済会社
政府公認のライセンスを取得しなくてはいけないため、一定以上の安全性は保証されています。カジノが合法の国から発行されているので、仕組みも違法ではありません。
しかし、各機関にグレードがあるのは事実です。大手の機関から認定、提携されているほど信頼できるカジノサイトといえるでしょう。