オンカジLabへようこそ
オンラインカジノを楽しむ上で注意しておきたいのが詐欺です。カジノサイトが飛んでしまうパターンもありますが、勧誘による詐欺被害が増加しています。
当記事では、オンラインカジノで実際に起きた詐欺被害について詳しく解説するので、同様の手口に引っかからないように注意しましょう。



今回は利用者側でオンラインカジノを活用してお金を騙し取っていた事件を紹介します。
前提となるオンラインカジノの違法性については以下の記事を参考にしてください。
日本で起きたオンライカジノの詐欺被害

2020年には、東京都在住の20代女性がSNSで知り合った男性からオンラインカジノでの儲け話を紹介され、最終的に詐欺被害に遭ってしまいました。
概要は以下のとおりです。
- オンラインカジノのオーナー会員になりSNS(アフィリエイト)で広めるとオーナー報酬が入る
- 知人を紹介すれば紹介料をもらえる
- カジノ法に基づいて運営しているから安全
- 自分たちがサポートするから絶対に儲かる
長時間説得された結果、相談者は断れずに入会金として約20万円を振り込んでいます。
後日解約(退会)しようと試みましたが、専用サイトで「返金不可」と表示され、連絡先の記載もありませんでした。
上記被害であげられる大きな問題点は以下の3つです。
- 紹介で得られる収入はオーナーの利権と無関係
- 法律を強調してくる勧誘は危険
- 「絶対儲かる」は景品法に違反している
実際の経験とあわせてくわしく解説します。
紹介で得られる収入はオーナーの利権と無関係
オンラインカジノに限らず、SNSでの勧誘で頻繁にみられるのが紹介による報酬です。
今回の被害を例にあげると、オーナー報酬とはいっているものの実際はただの紹介料です。被害者女性の報告からは、オーナー会員になることへのリターンがみられません。
収入を得るためには、同じく約20万円の商材を売ることになるでしょう。
オーナー報酬として話の軸を作っていたとしても、核となる収入源が紹介のみであるパターンも多いので注意しましょう。
法律を強調してくる勧誘は危険
経験による側面も大きですが、法律を強調してくる勧誘は詐欺の可能性が高まります。
たとえば、クレジットカードの営業マンは「当社のカードは合法です」なんていいませんよね。営業するにあたり、合法であることは大前提だからです。
今回の勧誘でも、法律にのっとって運営しているのであれば、わざわざ話題にあげる必要はありません。
一般的に違法にみえるからこそ信頼度が高い法律を持ち出している場合がほとんどなので、ぜひ覚えておいてください。
「絶対儲かる」は景品法に違反している
景品法とは、誇大広告や現実とかけ離れた勧誘をなくすために設定されている法律です。
今回の被害では、勧誘相手が「絶対儲かる」ということばを使っているようですが、「絶対〇〇」のような断定的な表現は違法です。
世の中に絶対は存在しません。断定的な表現で勧誘されたら必ず疑ってかかりましょう。
海外で起きたオンラインカジノの詐欺被害

2020年1月31日に発表されたシンガポール警察のリリースによると、オンライカジノユーザーが1,540シンガポールドル(約12億円)を騙し取られています。
シンガポールにおけるオンラインカジノの詐欺被害は、2019年から2022年の間に83件報告されており、前年から18倍以上に急増しています。
具体的な手口は以下のとおりです。
- ネットの出会い系サイト内で広告を流してターゲットをみつける、もしくはサイト内で声をかけて親しくなる
- オンラインカジノのノウハウを持ちかけて偽のオンラインカジノ口座へ入金させる
- 入金後に嘘の大勝ちを体験させる
- オンライカジノの口座が凍結させられたことと、出金するためには追加の入金が必要と伝える
- 追加入金するとオンラインカジノにアクセスできなくなり連絡も取れなくなる
かなりリアリティのある巧妙な手口です。
シンガポールでは、マリーナベイサンズやリゾートワールドセントーサといった有名カジノがあるものの、オンラインカジノは認められていません。
オンラインカジノが違法の中で手をつけた被害者にも落ち度はありますが、明確に違法とされていない日本でも同じ手口があるかもしれません。
勧誘から新しいカジノサイトに登録する際は、ライセンスや運営会社の住所が存在するかなど安全性を保証するポイントをチェックしましょう。
オンライカジノ詐欺への対策

1996年のサービス開始以降、オンラインカジノの市場は右肩上がりで伸び続けています。同時に、オンラインカジノを利用した詐欺も増加傾向にあるのが現状です。
詐欺を回避するためには、オンラインサービスであってもサービスや関連する法律、契約内容をしっかり確認しなくてはいけません。
特に、SNSなどで持ちかけられる儲け話には注意が必要です。
相手に急かれてもすぐに支払いや契約はせず、同様の詐欺被害がないか調べたり消費者ホットラインに相談したりと、自身を守る対策を徹底しましょう。
未成年者の保護者は、子供が利用する端末にセキュリティソフトやペアレンタルコントロールといった制限を設けるのもおすすめです。
近年の詐欺は手口が巧妙になっているので、スマホやPCの利用ルールを親子で話し合っておきましょう。
オンラインカジノは自身で入金して楽しむものです。入会金などは一切必要ありません。もし入金の催促や入会金を求められた場合は断るようにしましょう。



オンラインカジノの詐欺に関するQ&A
オンラインカジノ詐欺の手口は?
オンラインカジノを利用した詐欺は無数にあるため手口を特定することはできません。しかし、SNSやマッチングアプリからの勧誘は詐欺の可能性が高いので注意しましょう。
詐欺を回避するための対策は?
オンラインカジノの詐欺を回避するためには知識をつけておくのが最適です。オンラインカジノの安全性に関する指標や勧誘時に違法となる表現を覚えておきましょう。
まとめ

この記事ではオンラインカジノを利用した詐欺の被害のついて詳しく解説してきました。
オンラインカジノを利用した詐欺は大まかに2種類あります。
- ノウハウや権利を提示して入会金などを騙し取る
- 違法のオンラインカジノを作り入会金や入金した額を騙し取る
入会金を必要とするオンラインカジノや、他人への紹介を押し出している場合は、詐欺の可能性が非常に高いので注意が必要です。
記事内では、オンライカジノの詐欺を回避するための対策も記載しているので、ぜひ参考にしてください。